引越しは、忙しく過ごす中で家中の荷物をまとめなければいけません。
やらなきゃと思いつつ、荷造りが進まないこともあるでしょう。
荷造りは少なくとも引越しの2週間前から、処分するものなどの分別から始めると良いです。
今回は、引越しの荷造りでおさえておきたいコツや、私が経験したことを踏まえた注意点などを紹介します。
引越しの準備は2週間前から始める
引越しは家の荷物を、全て運び出せる状態にしておかなければいけません。
そのため、準備はとても重要です。
引越しの2週間前から、持って行くものといらないものを分けて整理をすることから始めましょう。
また、梱包は最低でも1週間前から始めれば、だいたい終わらせられます。
ここでは、引越しの準備の段階を紹介します。
まずはいらないものの処分をする
引越しはいらないものを処分する良い機会なので、引越し2週間前になったら準備を兼ねて、荷物を分別します。
いらないものがたくさんあると場所もとるし、頭の中で混乱しがちで、荷造りが進まないことがあります。
そのため、家をスッキリ片付けるためにも、いらないものはこれを機に処分しましょう。
処分と言っても捨てるだけではなく、使わなくなった家電や服は、リサイクルショップに売りに行くのも一つの手です。
引越しの2週間前からいらないものを整理して、捨てるかリサイクルするかなどを分別して実行しましょう。
最低でも1週間前から梱包を始める
引越し日に全ての荷物を、持ち運べる状態にしておかなければいけません。
2週間前など早くから荷造りが始められれば良いですが、そうでないなら、最低でも1週間前には荷造りを始めましょう。
仕事や家事に追われていると、なかなか荷造りを始められないかもしれません。
引越しの荷造りは、家族単位の荷物では約6日ほどかかるのが平均と言われています。
そのため、最低でも1週間前から荷造りをすれば、荷物の梱包を終わらせられるでしょう。
ダンボールは、引っ越し業者からもらえます。
ダンボールが届いたら、できるところから早めに荷造りを始めましょう。
どの引越し業者を選んで良いか悩んだときは、引越し侍などの一括見積りを利用してみると良いです。
引越しの荷造りのコツはグループ分け
引越しの荷造りは、使う場所や種類によってグループ分けして行うと、引っ越し後がとても楽になります。
例えば、リビングの小物やインテリア類などを1つにまとめて梱包するなどです。
種類や使う場所が一緒のものの方が、整理がしやすくなります。
リビングの小物のダンボールなのに、寝室の枕カバーの予備を入れるなどの種類や用途が違う物が混ざっていると、引っ越し後に整理するのが面倒です。
必ず用途や種類・使う場所が一緒のものをまとめてグループ分けして、荷造りをしてください。
引越しの荷造りのコツをおさえよう
引越しの荷造りには、いくつかのコツがあります。
運びやすさや安全に運ぶために、重いものを下にしたり、食器は1枚ずつ包んだりなどちょっとしたコツがいります。
引越し当日までに荷造りを終わらせるため、梱包する順番も考えると良いです。
ここでは、押さえておきたい荷造りのコツを紹介します。
重たいものは下・軽いものは上
ダンボールに荷物を詰めるとき、重いものは下に入れましょう。
軽いものを下にして重いものを上にしてしまうと、物の強度によっては下のものが壊れてしまうことがあるからです。
また、運ぶ時も重いものが下なら、ダンボールの重心が下になって持ち運びやすいのもあります。
例えば、書斎の机周辺のものをダンボールに詰め込むとき、本など重くて硬いものを下に、筆記用具などを上にするなどです。
すぐ使わないものを最初に梱包
引越しの準備中でも通常の生活はあるので、まずはすぐに使わないものを最初に梱包しましょう。
例えば、逆のシーズンの服や靴などは、すぐ使いません。
そのため、最初に梱包できます。
普段の生活でなくても困らないものは、早めに梱包して準備を進めてください。
食器は1枚ずつ紙に包む
割れやすい食器は、1枚1枚紙に包んで梱包する必要があります。
食器は同じ形のものが何枚もあることが多く、お皿を1枚1枚包むのが面倒だと思うかもしれません。
同じ形のものなら、重ねてまとめて包もうかと考えたくなるものです。
しかし、面倒だと感じても、食器は1枚1枚別で包んでください。
引越しの荷物はトラックで運ぶので、どうしても荷物に振動が加わってしまいます。
食器を重ねてまとめて包んでしまうと、食器同士がぶつかり、割れてしまうことがあるのです。
引越し業者によっては、食器を包むための紙を用意してくれるところがありますので、確認して準備を進めましょう。
液体類はビニール袋に入れる
シャンプーなどのお風呂用具や、キッチンの調味料類などの液体類は、梱包の際にビニール袋に入れましょう。
運んでいるときに中身が漏れて、他のダンボールに染み込んでしまう可能性があるためです。
もちろんシャンプーなどのボトル自体を、しっかり閉めて漏れないように対処します。
しかし、移動中にフタが緩んでしまい、開いてしまうことも考えられます。
私のおすすめは、ボトルなどをキッチリ閉めて、輪ゴムなどで固定します。
そして、ダンボールの内側にゴミ袋を敷いて、お風呂用具一式などまとめて袋の中に入れキッチリ袋を閉じ、ダンボールを閉めることです。
万が一家具や服に液体類が染みるとショックを受けるので、液体対策はしっかりしておきましょう。
本は重くなるので入れる数に気を付ける
ダンボールいっぱいに本を入れてしまうと、重すぎて持ち上げられないことがあります。
本1冊の重さを気にすることは少ないですが、本はまとまると意外と重くなります。
本が入ったダンボールを持ち上げるときに、ぎっくり腰になる危険性も。
引っ越し後の荷物の整理も、ダンボールを動かすのが大変になってしまいます。
ダンボールの数を増やしたくない気持ちもわかりますが、本をダンボールに詰めるときは、入れる数に気を付けてください。
直前まで使うものは最後に梱包
キッチン用品や服、お風呂用品など、引越し直前まで使う物は、最後に梱包してください。
最後に梱包と言っても、前日や前々日にダンボールに入れておき、フタをしないであけっぱなしにしておくと良いです。
そして、使い終わったら、ダンボールに入れて、封をしてください。
引越し当日にダンボールに入れ始めると、時間帯によっては間に合わない可能性があるため、あらかじめ荷造りはしておきましょう。
引っ越し後の荷ほどきや生活を楽にするコツ
引越しは、運び出すだけでなく、新居に着いた後もやることがたくさんあります。
そこで、引っ越し後に荷ほどきや、新生活のスタートをスムーズにするためのコツをここで紹介します。
梱包後のダンボールに品目やどの部屋のものか記入する
梱包したダンボールの表面にはマジックなどで、品目やどの部屋で使うかなどの内容を記入しましょう。
例えば、寝室の時計などの小物類なら、「寝室」「小物」などです。
パッと見てダンボールに何が入っているかわかると、引っ越し後の整理が楽になります。
また、どうしてもすぐに出したいものなども、個別でペンの色を分けて書いておくと良いでしょう。
調味料は捨てずに新居へ持っていく
キッチンの調味料類は、捨てずに引越し先に持っていくことをおすすめします。
引越しを機に、調味料は一旦捨てて、引越し先で新しいのを購入しようと考える人もいるでしょう。
しかし、引っ越し後の手続きや片付けなどで忙しい中、調味料の買い出しが面倒だと感じやすいです。
また、調味料一式を揃えようとすると、意外と高い金額がかかることもあります。
引っ越し時に調味料を全部捨てたら、新居での生活をスタートさせるのがとても不便だったという話を聞いたことがあります。
そのため新生活をスムーズに始めるために、残っている調味料はダンボールに梱包すると良いです。
ただし、液体の調味料は、ビニール袋にしっかりくるんで、漏れないように注意しましょう。
お風呂用品も新居に持っていくのがベター
お風呂用品も不満がないのなら、新居に持っていくと良いです。
お風呂は引っ越し後でもすぐに入ります。
そのため、お風呂用品を捨ててしまうと、引越し作業で忙しいのに、シャンプーやリンス、椅子など買いに行かなければいけなくなります。
特にお風呂用品に不満がないのなら、新居にも持っていきましょう。
ちなみに私は、お風呂の椅子が低くて使いにくいと感じていたので、引越しを機に高い座面のお風呂の椅子に買い直しました。
椅子を買うまでは、立ってシャワーを浴びていました。
引越しの荷造り準備の注意点
引越しの荷造りをするときは、家電の水抜きや貴重品の取り扱いなど、いくつか注意しなければいけないことがあります。
ここでは、特に気を付けてほしい注意点を紹介します。
冷蔵庫は前日までに空にして水抜きをする
引越しの時は、液体類を漏らさないことがとても重要です。
冷蔵庫には、氷のための水を溜めるところや、水受けがあるものがあります。
そのため、引越しの前日までに冷蔵庫の水抜きをしておく必要があります。
また、冷蔵庫の中身も全て空にしておきましょう。
冷蔵庫の中身が入っていると、運ぶときに揺れて中が傷つく可能性があります。
生モノが入っていると、腐ってしまうこともあります。
冷蔵庫は、引越し前日までに、空にして水抜きをしておきましょう。
洗濯機のホースも水抜きする
洗濯機のホースにも水が溜まっています。
そのため、引越し前日までに、洗濯機の給水と排水のホースに残っている水を抜いておきましょう。
うっかり忘れてしまうと、荷物が水浸しになる可能性があります。
引越し業者が確認してくれるはずですが、自分でしっかり水抜きをしておきましょう。
灯油ストーブの中の灯油を抜く必要がある
灯油ストーブを持っている人は、給油タンクを空にするだけではなく、その下の灯油の溜まりを抜く必要があります。
トラックの揺れなどでストーブが倒れてしまったとき、ストーブ内に灯油が残っていると漏れる可能性があるためです。
やり方は、給油タンクをはずし、下に溜まっている灯油をティッシュや新聞紙などでなくなるまで吸い取ります。
灯油ストーブの中には、意外と灯油が残っています。
灯油が漏れると大惨事になるので、しっかり中身を吸い取ってください。
車のタイヤは引越し業者に運んでもらう
雪が降るような場所に住んでいると、必ず持っているのが冬タイヤなどのシーズンタイヤです。
引越し費用を抑えようとして、タイヤを自分で運ぶのはおすすめしません。
車にタイヤを積んで走ると、振動でタイヤが揺れて、最悪車の窓ガラスを割る恐れがあるためです。
我が家は、北海道から引越す時に、夫がフェリーを使って車で移動しました。
引越し業者にタイヤのことを聞かれて、自分達でも持っていけますよねと話題を振ったら、タイヤは業者に任せてくださいと言われました。
フェリーの上だと、地上よりもっと予想しない揺れが発生しやすく、車の窓ガラスを割ってしまうことがあるからと説明を受けました。
引越し業者に依頼するなら、自分達で運ぶ荷物は最小限にしましょう。
貴重品やノートパソコンは自分で運ぶ
貴重品やノートパソコンなどデリケートな電子機器は、必ず自分で持ち運びましょう。
貴重品を荷造りして業者に運んでもらうと、万が一紛失したときに業者に請求はできません。
また、引越しの荷物はトラックを使うので、荷物に与える振動がとても大きいです。
そのため、ノートパソコンなどの電子機器は、壊れる可能性があるので自分で持ち運んでください。
引っ越し後に後悔しないために、貴重品や電子機器の管理は自分で行いましょう。
まとめ
引越しの荷造りは、荷物の処分などの分別も兼ねて2週間前から始めると良いです。
また、引っ越し後にスムーズに新生活を始めるために、荷物をグループごとに分けて梱包したり、重いものを下に入れたりと、ちょっとしたコツがあります。
荷造りする時は、移動中に荷物が汚れないように、水気があるものの取り扱いには注意が必要です。
引越し業者から説明があると思いますが、今回紹介したコツや注意点を参考にして、スムーズな引っ越し作業を心がけてみてください。
他にも引越しに関する記事がありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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