引っ越し先のガスの種類が今使っているガスと異なって、今のガスコンロが使えないということが、引っ越しの際に経験することがあります。
そんな悩みを解決するのが、IHクッキングヒーターです。
電気で動くIHクッキングヒーターなら、都市ガスやプロパンガスの種類を気にせず使うことができるからです。
今回は、引っ越しの多い転勤族のコンロ事情やIHクッキングヒーターのメリット・デメリットなどを私の体験談も交えて紹介します。
転勤族のコンロ事情
転勤族だと頻繁に引っ越しがあります。
そこで頭を悩ませるのが、コンロ。
家庭用のガスは、プロパンガスと都市ガスの2種類があるからです。
コンロはプロパンか都市ガスかで、対応しているものは別になります。
毎回引っ越し先に通っているガスの種類を、選べるわけではありません。
そこまでこだわると物件探しが大変になるからです。
引っ越しの多い転勤族にとって、コンロをどうするか悩ましいのです。
ガスだと2種類のコンロが必要になる⁉
大半の物件のコンロはガスコンロ用の配管が通っていて、自分でコンロを設置しなければいけません。
(コンロの設置はガス漏れの心配があるため、必ずガス会社にお願いするのが必須です)
そのため、いろいろな物件に住む転勤族は、プロパン用・都市ガス用の2つのコンロを持っている人がいます。
今は都市ガスだけれど、前はプロパンガスだったからそのままコンロを押し入れの中にしまってあるというものです。
引っ越しが多いため、荷物は最小限にしたいのに、毎回コンロを2つ持って移動しなければいけないのが悩みの人は多いです。
転勤族のコンロはIHクッキングヒーターがおすすめ
プロパンガス用・都市ガス用の2つのコンロを持ち運ぶのは大変で、収納にも場所がとられます。
そんな転勤族のコンロ事情を解決してくれるおすすめアイテムが、IHクッキングヒーターです!
IHクッキングヒーターなら、電気で稼働するため、ガスの種類を気にしなくても良くなります。
ここでは、転勤族のコンロにIHクッキングヒーターがおすすめの理由を紹介します。
理由1.ガスの種類を選ばず使える
IHクッキングヒーターは、電気があれば使えます。
そのため、ガスの種類を気にすることなく、料理をすることができます。
通常のガスコンロだと、プロパンガス用・都市ガス用と物件に合わせて使い分けなければいけません。
IHクッキングヒーターなら、ガスの種類を気にする必要がなくなるのです。
理由2.ホースなどの機材がなくコンパクト
IHクッキングヒーターは、電源コードが繋がっているだけなので、とてもコンパクトです。
ガスコンロだとどうしてもガスホースが必要で、取り外しや収納する時に、かさばってしまいます。
また、コンロは五徳などの付属物もあるため、移動させるときに気を付けなければいけません。
一方IHクッキングヒーターは、平面で付属物がないため、移動させる時も付属物を気にせず楽々片付けることができます。
IHクッキングヒーターのメリット
IHクッキングヒーターは認知度も上がり、最近選ぶ人も増えてきました。
IHクッキングヒーターの一番のメリットは、やはりガスを使わないで料理できる所です。
また、シンプルな作りなので掃除なども楽チン。
ここでは、IHクッキングヒーターのメリットを紹介します。
ガスの種類を気にしなくて良い
IHクッキングヒーターの最大のメリットは、ガスを使わないことです。
ガスを使わなくてすむので、プロパンガスや都市ガスなどを気にせずコンロを準備できます。
電源さえあれば使うことができ、ガスの種類を気にしなくてすみます。
掃除が楽チン
IHクッキングヒーターは、凹凸がない平面のコンロです。
ガスコンロなら必ずある五徳などの部品がありません。
ガスコンロの五徳などに付く油汚れは、洗剤を溶かした水につけたりなど掃除が大変。
一方IHクッキングヒーターなら、汚れても布巾などでススっと拭き取れば綺麗になり、掃除が楽チンです。
タイマーが使える
IHクッキングヒーターには、タイマーが付いているタイプのものがあります。
スイッチを入れて温まったら、何分後にスイッチを切る設定ができるのです。
そのため、パスタなど○分間茹でるなどのとき、別にタイマーや時計を確認する手間がはぶけてとても便利です。
自動で熱源が切れるので、茹ですぎなどの心配が減るでしょう。
作業台にできる
IHクッキングヒーターは平面の台なので、料理をするときに使う以外は、普通の作業台の延長として使えます。
ガスコンロだと、五徳があるためお皿など置いておけません。
IHクッキングヒーターを使っていないときは、盛り付けのためにお皿を並べるなど、場所を有意義に使えます。
ただ、電化製品ではあるので、パンのタネをこねたり叩きつけたりなどの衝撃を与えるのは控えた方が良いでしょう。
IHクッキングヒーターのデメリット
IHクッキングヒーターは、ガスを使わないなどのメリットがある一方、デメリットもあります。
火を使わないため、不便だと感じることが出てくることがあります。
ここではIHクッキングヒーターのデメリットを紹介します。
あぶりができない
IHクッキングヒーターは火がないので、「あぶる」調理ができません。
使用頻度は少ないですが、のりをあぶるなど、料理をするときのちょっとした手間ができないのです。
家で料理をするときに「あぶる」ことがほとんどないなら、あまり気にすることはないかもしれません。
火力が弱い
IHクッキングヒーターは、ガスコンロと比べると、火力が低いと感じることがあります。
特に持ち運びに便利な100Vのものは、電力がそこまで強くありません。
また、フライパンなどを持ち上げてしますと、ヒーターと接触しなくなるため熱が伝わらなくなります。
中華料理屋みたいに高火力で、フライパンを振りながら料理をするのは難しいです。
ただ、家庭で料理をするなら、そこまで火力を求めてないため、慣れてしまえば苦にならないでしょう。
魚焼きグリルがない
持ち運びに便利な据え置きタイプのIHクッキングヒーターは、板状のものだけが多く、魚焼きグリルが付いていません。
そのため、魚を焼くときはフライパンで焼いたり、別の魚焼きグリルを用意したりする必要があります。
ただ、システムキッチンで作業台と一体化して組み込まれているIHクッキングヒーターなら、魚焼きグリルが付いているのがほとんどです。
しかし、転勤族には持ち運びできる据え置き型がおすすめなので、魚焼きグリルは付いていないと思った方がいいでしょう。
IH用の調理器具が必要
IHクッキングヒーターを使うときには、IH対応の調理器具が必要です。
ガスコンロで料理してきた鍋だと、熱源から熱が伝わらないためです。
特にサイズが豊富で便利な雪平鍋などは、ガス専用がほとんど。
そのため、IHクッキングヒーターに買い替えるタイミングで、鍋やフライパンなどIH対応のものに全て替えなければいけません。
最近は調理器具を扱っているお店なら、IHもガスも対応の全熱源OKのものも多いので、見てみるといいでしょう。
転勤族がIHクッキングヒーターを選ぶ際の注意点
IHクッキングヒーターを選ぶ時に、注意することが2つあります。
それは、移動に便利な据え置き型のものを選ぶこと。
また、普通の家庭の電源に対応した電圧が100Vのものです。
この2つのものを選ばないと、引っ越しの多い転勤族では逆に不便になってしまいます。
転勤族には据え置きタイプを選ぶ
IHクッキングヒーターには設置方法のタイプがあります。
コンロ台にそのまま置けるのが据え置きタイプです。
システムキッチンに組み込むためのものは、ビルトインタイプです。
転勤族にはコンロ台にそのまま置ける据え置きタイプが良いです。
ビルトインタイプは、キッチン台にはめ込むタイプなので、持ち運びには適しません。
電圧は100Vのものを選ぶ
据え置き型のIHクッキングヒーターなら、普通の電源で稼働できる100Vのものがほとんどです。
そのため、どんなキッチンでも使うことができます。
しかし、一応気を付けておきたいのが、電圧が200Vのものです。
200Vの電圧が必要なタイプは、火力が強いのが特徴です。
しかし、家庭の通常の電源では対応できないため、設置するのに電源の工事が必要になります。
特にビルトインタイプのIHクッキングヒーターは、200Vのものが多いです。
据え置き型だとあまり200Vのものはないと思いますが、念のためしっかり確認しましょう。
手ごろなIHクッキングヒーターを探すなら、アイリスオーヤマのものがおすすめです。
【私の体験談】IHは快適に使っているがたまに不便に感じる
私はアイリスオーヤマの据え置きタイプの、IHクッキングヒーターを使っています。
前々回の引っ越しで、都市ガスからプロパンガスの物件に引っ越す機会がありました。
コンロを2つ持つのが嫌だったため、思い切ってIHクッキングヒーターを購入したのです。
そして私が一番良かったと思ったのが、掃除が楽なことです。
実は私は掃除が苦手というか、嫌いなのです。
ガスコンロだと、油汚れが五徳などのパーツにこびりついて、掃除が大変でした。
そのため、毎回コンロの掃除が億劫で仕方ありませんでした。
一方、IHクッキングヒーターは、表面がガラスのようにツルツルしているので、油が飛んでもサッと拭き取れば終わりです。
私は掃除がとても楽に終わり、感動しています。
また、キッチンが狭かったので、使っていないときにものが置けるのがとても嬉しかったです。
加えて、私はお米を炊く時に圧力鍋を使うのですが、タイマーが付いているので毎回楽に時間を測れて便利だと感じています。
ただ、デメリットを感じる時は意外とありました。
IHクッキングヒーターはやはり火力が弱いので、焼く料理の調節が難しいと感じました。
しかし、慣れればそんなに苦には思いません。
また、たまにしか登場しませんが、「あぶる」ということができないのが、歯がゆく感じる時はあります。
特に海苔をあぶりたいときなど、ちょっとしたことができないなと感じるのです。
また、新しくお鍋などを新調するときは、IH対応のものを探さなければいけないのがとても大変だと感じます。
最近は土鍋でさえIH対応のものがあるので、探しやすくなりました。
もし、今使っているIHクッキングヒーターが壊れたとしても、ガスコンロに戻すつもりはありません。
そのぐらいコンパクトで持ち運びしやすく、掃除が楽なIHクッキングヒーターを気に入っています。
まとめ
引っ越しが多い転勤族なら、キッチンのコンロにはIHクッキングヒーターをおすすめします。
ガスコンロはプロパンガス用・都市ガス用と別々のものが必要になり、物件によってどのガスになるかわからないためです。
電気で動くIHクッキングヒーターなら、ガスの種類を気にせず使うことができてとても便利。
また、掃除が楽などのメリットがあります。
引っ越しの際に2つのコンロを持ち運ぶのが嫌だと思っているなら、ぜひIHクッキングヒーターを検討してみてください!
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