長時間椅子に座って作業をすることが多い在宅ワークでは、椅子にこだわるとパフォーマンスが上がるでしょう。
座り続けているとどうしても身体へ負担がかかってしまい、肩や首のコリの他に腰など全体の不調につながるためです。
私自身在宅ワーク用の椅子選びに失敗して、後悔した経験があります。
今回は、在宅ワークで用意する椅子はこだわる方が良い理由と、椅子を選ぶために知っておきたいオフィスチェアの知識と選び方について紹介します。
在宅ワークで椅子にこだわるべき理由
在宅ワークになったからと言って、新しく仕事用の椅子を検討することを躊躇する人もいるでしょう。
既にあるダイニングセットを、仕事用のスペースに使う人もいます。
しかし、家庭用の椅子は長時間座るための機能が付いていません。
長時間合わない椅子に座り続けると肩や首などが凝り、身体への負担が大きくなります。
家でも仕事を快適に進めるためには、仕事用のしっかりした椅子を用意することを強くおすすめします。
しっかりした仕事用の椅子なら長時間座ったまま仕事をしても疲れにくくなり、仕事のパフォーマンスを上げることができます。
また、家に仕事専用のスペースができることで、集中力が上がりやすくなります。
私は在宅ワーク用の椅子選びで失敗して身体が痛くなり、仕事への集中力が減ってしまったことがありました。
身体を痛めず快適に家で仕事をするなら、在宅ワーク用の椅子をしっかり検討して購入しましょう。
在宅ワーク用の椅子を購入する際のおすすめの選び方
在宅ワーク用の椅子を準備するにも、選び方がわからない人は多いですね。
私も後で述べますが、安価な在宅ワーク用の椅子を買ったら、大後悔した経験があります。
そこで、在宅ワーク用の椅子を購入する時に、知っておきたいワーキングチェアについての知識と選び方を紹介します。
椅子の種類を知る
椅子と言っても千差万別で、いろいろな種類の椅子があります。
自分が欲しい椅子に巡り会うためには、椅子の種類について知っておきましょう。
ワークチェア
ワークチェアは、良くある事務用の椅子で、コンパクトな作りの椅子が多いです。
多数揃えても圧迫感を与えないので、会議室などでよく見かけるものがワークチェアですね。
簡単な造りのものが多いので、他の椅子より安い傾向があります。
エルゴノミクスチェア
エルゴノミクスチェアとは、人間工学に基づいて設計された椅子のことで、座り続けても疲れにくく、身体への負担が少ない椅子のことです。
作業し続けても猫背になりにくいように設計されているので、腰痛予防にも効果が期待できると言われています。
ただし、価格は高めになる傾向があります。
ゲーミングチェア
ゲーミングチェアはその名の通り、ゲームをするための椅子。
最近ではよく見かけるようになりました。
長時間ゲームを続けるために快適な姿勢を保つよう、身体全体を包み込むような設計がされています。
快適な姿勢を保つために開発されたものなので、仕事でも使う人は増えています。
ゲーミングチェアも、高額になる傾向のある椅子の種類です。
張地の素材は蒸れや見た目を考えて
椅子の背中や座面などの張地の素材は見た目を左右するため、自宅の雰囲気に合わせたいと感じる人も多いです。
また、素材によっては蒸れなどの不快感を得る場合があります。
自分の家の環境に合わせて素材を選ぶと良いでしょう。
張地の素材は主に、メッシュ素材・布地・レザーの3つです。
メッシュ素材
メッシュ素材は通気性に優れているので、蒸れる心配がなくてオールシーズン快適に過ごせるでしょう。
布地
布地素材のものはカラーバリエーションが豊富に選べて、おしゃれな椅子を選びたい人におすすめです。
手触りが良く、比較的安価なものも多いのでオフィスチェアとして選びやすいかもしれません。
また、部屋の雰囲気に合わせたいなら、気に入った布地のものを選べば、気分も上がるでしょう。
ただし、汚れが目立ちやすいので、うっかり飲み物をこぼすなどをしないように注意が必要です。
レザー
レザーの椅子は高級感があり、仕事用の椅子にこだわりたい人におすすめです。
レザーなので、ちょっとした汚れはすぐにサッと拭き取ることができて、清潔に使い続けることができます。
弱点としては蒸れやすいので、長時間作業する人にとって夏場は不快に感じる場合があるでしょう。
座面は座り心地に直結するため慎重に選んで
座面とは、お尻が当たる椅子の座る部分のところです。
座面の素材をしっかり選ばないと、後悔することがあります。
座面の素材は主にメッシュ、ウレタンの2種類です。
メッシュ
メッシュの座面は通気性に優れているので、長時間作業していても蒸れずに快適に過ごせるでしょう。
身体にフィットしやすいように、緩やかなカーブのデザインが多く採用されています。そして座り心地が良いです。
座面がメッシュ素材の椅子は高級チェアに使われる傾向が強いので、予算がある人は考えてみると良いかもしれません。
ウレタン
オフィスチェアの座面の素材として最も使われているのが、低反発のようなウレタン素材。
クッション性があるので、長時間座っていてもお尻が痛くなりにくいです。
ウレタンの中でも「モードウレタン」という素材のものは、密度が高く型崩れしにくく、耐久性に優れているのでおすすめです。
背もたれの高さは意外と重要
椅子の背もたれは腰と背中をサポートしてくれるものなので、身体への負担のかかり具合に意外と直結します。
背もたれは高さによって2つに分類できます。
ローバック
ローバックは、肩甲骨下あたりまでを支えてくれる高さの背もたれです
コンパクトなデザインの椅子なので、自宅に置きやすいデザインのものが多いでしょう。
ただし、そこまでリラックスできるものではないので、長時間の作業には向いていないと言えます。
ハイバック
ハイバックは、肩甲骨より上の位置まである背もたれです。
身体全体を預けられるため、リラックスしやすく長時間の作業でも疲れにくい特徴があります。
ただし、サイズが大きくなるので圧迫感を感じやすく、自宅に置くのに躊躇する人もいるでしょう。
ロッキング機能もリラックスする時に必要
ロッキング機能は、椅子の座面や背もたれがゆらゆら揺れることを言います。
長時間作業をしていると、姿勢を伸ばすなど休憩を挟みたくなりますよね。
ロッキング機能があれば、椅子に座ったままで姿勢を変えられるので、身体を伸ばすなどリラックスできるでしょう。
ロッキングには、背もたれのみ揺れるタイプのもの。
背もたれと座面両方が連動して動くタイプ。
背もたれが2で座面が1の割合でシンクロして動くシンクロロッキングというタイプの3つがあります。
背もたれのみ揺れるタイプは多くの椅子に使われているので、イメージしやすいと思います。
シンクロロッキングのものは身体への負担が少なく、よりリラックスできると言われています。
少し高額な椅子に使われることが多いです。
アームレストの有無も身体への負担が違う
アームレストは肘を乗せるものなので、有るのと無いのでは作業中の身体への負担が変わってきます。
アームレストがあれば肘を乗せたまま作業ができるので、腕を正しい姿勢の位置に保ちつつ作業でき、肩こりなどの症状を和らげる効果が期待できます。
アームレスト有りの椅子を選ぶなら、高さが調整できるものを選ぶと良いでしょう。
一方アームレスト無しの椅子は、机の下に収納するときに引っ掛かるなどがないので、コンパクトに使えるメリットがあります。
↓様々なタイプのオフィスチェアを扱っているので、まずは見てみると良いかと思います。↓
【Kagg.jp】在宅勤務は快適な椅子で!オフィス家具通販【私の失敗談】在宅ワーク用の椅子をケチったらお尻が痛い!
ここからは、私の体験談です。
引っ越しを機に家で仕事ができるように、仕事用の椅子を購入しました。
初期費用を安く済まそうと、近くのホームセンターで売っていた4,000円程度の安いオフィスチェアを購入し、使っていました。
仕事用のスペースが家にできて、快適になったなと思っていました。
しかし、椅子を使い続けて3ヵ月程するとお尻が痛くなってしまい、長時間椅子に座っているのが苦痛になってきたのです。
座面のウレタンがヘタって薄くなり、椅子のフレームにお尻が当たるようになってしまったためでした。
安い椅子だったので、座面のウレタンが薄いのか、弱いのかわかりませんが文句は言えませんでした。
そこで対策として500円の低反発クッションを追加で購入し、椅子の上に敷いて使っています。
この500円の低反発クッションも安物なので、すぐにヘタってしまうかと思っていましたが、意外と1年以上活躍してくれています。
また、メッシュ素材の背もたれが肩甲骨辺りまであるのですが、こちらにも不満があります。
私は小柄な方なので、肩甲骨辺りまでのものでも背中が包まれるので快適だと思っていました。
しかし、思いっきり体重を背もたれにかけると、背もたれのフレームが肩甲骨に当たって痛いと感じるときがあるのです。
↓これが私が購入した安価な椅子です。
この経験から、在宅ワークで長時間作業することを考えるなら、しっかりした1万円以上する椅子を購入した方が、パフォーマンスが上がるのだなと実感しました。
また、背もたれのフレームが身体に当たらないかも、意外と重要だと思いました。
皆さんも予算はあると思いますが、椅子にはこだわった方が、あとあと後悔せずに済むと思います。
まとめ
在宅ワーク用に椅子を購入する時は、しっかり検討して身体への負担が少なくてすむものを選ぶと良いです。
人間工学に基づく疲れにくいエルゴノミクスチェアや、ゲーミングチェアなども選択肢に入れると良いでしょう。
家の雰囲気に合わせるのも大切だと思いますが、仕事用なら疲れにくい椅子が一番です。
私はコスト重視で椅子を選んで失敗した経験があるため、皆さんにはしっかり椅子の種類や機能の違い等を理解して選んでほしいと思います。
在宅ワークが浸透してきて様々な椅子が販売されているので、ぜひ検討して自分に合った椅子をゲットしてくださいね。
【Kagg.jp】在宅勤務は快適な椅子で!オフィス家具通販
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