引越しの挨拶をご近所にしておくと、その後の生活がしやすくなります。
また、挨拶をすることでご近所と顔見知りになって、トラブルも遭いにくくなるでしょう。
今回は、引越しの挨拶についてのメリットとデメリットを紹介します。
また、私の引越しの挨拶をして良かったと思ったエピソードも一緒に紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
引越しの挨拶はするほうが生活しやすい
生活をしていると、ご近所さんとの付き合いは多少なりともあるものです。
そのため、引越したらまずご近所さんに挨拶しましょう。
もし自分の家の隣に誰か新しい人が引越してきたとして、挨拶もなく苗字も知らないとなると、不安や不気味さを感じませんか?
それは相手も同じです。
引越しの挨拶を面倒だと感じるかもしれませんが、挨拶して顔見知りになっておけば、その後の生活のしやすさが違ってきます。
引越しの挨拶をするメリット
引越しをして始めにご近所さんへ挨拶しておけば、情報収集ができたり、緊急時に頼りにできたりするメリットがあります。
ここでは、引越しの挨拶をしておくことで得られるメリットを紹介します。
情報収集ができる
引越しすると、新しい土地独自のルールなどを理解するのに、時間がかかる場合があります。
しかし、昔から住んでいる地元の人には当たり前のことが、自分達は知らずに迷惑を掛けてしまう可能性があります。
そのため、引越しの挨拶をするときに、相手にその土地の気になることを質問できます。
例えば、ゴミ収集場所や収集日など、特に戸建ての場合は場所がわからないところにある場合があります。
そんなときに、いつどこにゴミを出せばよいのかのルールをご近所に聞けるので、その後の生活スケジュールが立てやすくなるでしょう。
そういった細かいけれど、知らないと自分も困ることを聞ける場が引越しの挨拶でもあります。
近所トラブルになりにくい
引越し後に、早めにご近所さんと顔見知りになっておけば、避けられるご近所トラブルはあります。
例えば、小さい子どもやペットがいる家庭なら、子どもの声や鳴き声など響きやすい生活音を出しやすいです。
子どもの声やペットの鳴き声がうるさいと感じる人は、意外といます。
引越しの挨拶では、始めに子どもやペットがいることを知らせられます。
顔見知りになっておけば、多少ストレスは感じにくく、トラブルになりにくいでしょう。
そのため、引越しの挨拶をしておけば、気持ち良く自分もご近所も過ごせて、ご近所トラブルになる可能性を低くできます。
災害時など緊急時に頼れる
台風や地震などの大きな災害は、自分の家だけではどうしようもできないことが多くなります。
引越しの挨拶をして顔見知りになっておけば、そういった緊急時に頼ったり、情報収集をしたりすることがしやすくなります。
もしものためにも、引越しの挨拶をして、ご近所付き合いをしておくと安心です。
引越しの挨拶をしないデメリット
引越しの挨拶をしないと、非常識な人というレッテルをご近所さんに付けられやすくなります。
その後の生活の中で、トラブルに遭いやすくなったり、緊急時に頼れなくなったり自分にも不利益なことが発生しやすくなるでしょう。
ここでは、引越しの挨拶をしないデメリットについて紹介します。
非常識な人と思われる
引越しの挨拶はするものだと考えている人が大半です。
また、引越しの挨拶に、手土産を持ってご近所へ伺うのは常識だと思われています。
そうした常識的な行動ができない人は、非常識な人だというレッテルが貼られがち。
そのため、引越しの挨拶をしないと、ご近所さんに非常識な人だと思われて、その土地で生活するのがギクシャクする場合があります。
誰も非常識な人と関わりたくないと思うからです。
ご近所トラブルになる可能性が大きくなる
人は意外と顔見知りには、寛容な態度で接することが多いです。
そのため、引越しの挨拶もせず、顔も名前も知らない家のご近所さんは、何かあるとストレスが溜まりやすいでしょう。
顔も名前も知らないことから、生活音など少し気になることがあると、苦情を言われやすくなる可能性があります。
引越しの挨拶をしないと、そういったご近所トラブルに遭遇する可能性を高めるでしょう。
緊急時に頼れない
天災などの緊急時には、ご近所や自治会で協力するのが一般的です。
しかし、引越しの挨拶をせず、周りに知り合いがいないと、緊急時に頼れない可能性があります。
引越しの挨拶をせず、ひっそりと暮らしたいと考える人もいるでしょう。
そうした行動をしているために、その家に誰が何人住んでいるか知られておらず、緊急時に助けに来ない可能性もあります。
また、物資などの調達数などにもカウントされないなど、不利益ばかり被る可能性もあります。
引越しの挨拶をするしないはシチュエーションで決める
自分の今後の生活のために、引越しの挨拶はした方が良いです。
特にファミリー世帯なら、生活音やご近所付き合いなどでトラブルになる可能性を減らせます。
しかし、女性の一人暮らしなど単身世帯は、仕事などで家を空ける時間が多いもの。
そのため、防犯上積極的に引越しの挨拶はしなくても良いかもしれません。
引越しの挨拶をするかしないかは、自分の家庭のシチュエーションによって決めると良いでしょう。
【私の体験談1】引越しの挨拶は自分のためだった
私はあまり近所付き合いが正直得意ではありません。
しかし、引越しの時には、しっかり挨拶をしなければなと考えさせられることは、多々あります。
引越しは、前準備の荷造りや、引越し自体が終わってからの荷ほどきなど、連日忙しい日が続きます。
そんな忙しい中で、引越しの挨拶をするのは面倒だと感じていることもありました。
しかも、いつ挨拶に行っても留守の家も意外と多いのも事実。
私も3回は訪問したのですが、全然住人に会えず、結局ドアノブにメッセージ入りの手土産を掛けておいたことは何度もあります。
そんな中、引越しの挨拶をしておいて良かったと思えることがありました。
前回引越した際に、上の階の住人に会えた時、そこには小さな子ども(多分2歳ぐらい)がいました。
その住人からは、「子どもがいるのでうるさいかもしれませんが、よろしくお願いします」と言われました。
小さい子どもなので、そんなにうるさくはないだろうとその時は思っていました。
しかし、連日子どもがパタパタと走る音が上から聞こえてきました。
挨拶したときに、実際にその子どもにも会っているし、その母親にも愛想よく挨拶してもらったので、「あ、あの子元気だな」ぐらいしか感じませんでした。
普通だったら、「うるさいな」とイライラしてしまったと思います。
この経験から、実際に会って話をするのはとても大切なんだと学びました。
引越しの挨拶は、自分の普段の生活に影響してくるので、面倒くさがらずしっかりしようと決めました。
【私の体験談2】ゴミ出し場所がわからなかったときの話
私が昔、小さいアパートに引越した時の話です。
その住宅は、4世帯が入れる小さめのアパートでした。
引越しの際に、不動産屋に言われたのが、
「ゴミ出し場所は私どもは知りませんので、近所の人に聞いてください」
ということでした。
ゴミ出しの曜日は住民票を移した時に、役所で地区ごとの収集日を教えてもらえました。
その時私は、
「住む家に行けば、近くにゴミ出し場所があって、すぐにわかるだろう」
と簡単に思っていました。
しかし、ゴミ出し場所は家の近くにはなく、全然わかりませんでした。
元々引越しの挨拶をする予定だったので、向かいの家のファミリーに挨拶に行ったときに、ゴミ出し場所を教えてもらいました。
私が住んでいた地域のゴミ出し場所は、少し離れた広めの道路の一角でした。
その地域の人は、戸建ての人も小さめの集合住宅の人も、一斉にそのゴミ出し場所に出します。
もし、きちんと引越しの挨拶をしなければ、ゴミ出し日は困っていたなと思う出来事でした。
その後も何度か向かいの家のファミリーと話す機会があり、挨拶しておいて良かったと思いました。
まとめ
引越しの挨拶は、自分もご近所も気持ち良く生活するために、するべきです。
引越しの挨拶をして顔見知りになっておけば、困ったときに助けてもらえる可能性が高まります。
また、生活音などのご近所トラブルにも遭いにくくなるでしょう。
私も引越しの挨拶をしておいて良かったと思う出来事を、何度も経験しています。
引越しは忙しいですが、合間を縫ってしっかりご近所に挨拶しに行きましょう。
ただ、女性の一人暮らしなど、防犯上挨拶しないこともあります。
自分の家庭のシチュエーションによって、引越しの挨拶をするかしないかを決めるのもよいかもしれません。
引越しの挨拶に行くときに持参する手土産に悩んでいるなら、以下の記事を参考にしてみてください。
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