転職活動で選考が進むと必ずあるのが面接です。
初めて面接に挑むとき、何を聞かれるのかわからずに回答を準備できていなかったら、せっかく自分をアピールできる場なのにもったいないことになります。
今回は、事務の転職でどのようなことを聞かれるのかを、私の経験を踏まえて紹介します。
転職面接の主な流れ
事務職だと特殊な業界や職種以外は、求められるスキルはだいたい同じものです。
基本の質問の回答を準備しておけば、だいたいは問題なく進められるでしょう。
転職面接の流れはほとんど一緒ですので、これから紹介する質問の流れを把握して準備しておくと良いです。
自己紹介
面接で最初に必ず聞かれるのが、自己紹介です。
履歴書を送っているから、自分の経歴などわかっているはずと思わず、丁寧に自己紹介をしましょう。
人の第一印象は数秒で決まってしまうと言われているので、面接の出だしの印象はかなり大切です。
特に事務だと、細かいことをお願いされる立場になるので、仕事を振りやすい人なのかなど、一瞬で判断されてしまいます。
自分の経歴や仕事で大切にしてきたことなどを交えて、あなたの人となりをわかってもらえるように、1分程度でまとめて話せるようになっておくと良いです。
志望動機
志望動機は、あなたの入社の本気度をはかるためにも聞かれます。
なぜその会社に応募したのか、きちんと丁寧に説明できるようになっておきましょう。
ここでは企業研究が重要で、回答によってその会社のことをどれだけ調べているのか、結構わかってしまいます。
その企業独特の事業があるならそこに興味を持ったとか、求人要綱の内容が自分の能力を活かすのにピッタリだとか、しっかりとした動機を話せるようになっておくと良いです。
転職(退職)理由
転職(退職)理由を聞くのは、なぜ前職を辞めようと思ったかは、その会社に入社して同じようにすぐに辞めてしまわないかを確認するためです。
また、人柄なども見極めることができる質問でもあります。
ネガティブになりがちな転職(退職)理由ですが、自分の理想をかなえるための転職など、前向きな回答ができると良いでしょう。
長所・短所 もしくは自分の強み
事務職の転職で意外と聞かれるのが、自分の長所や短所、または自分の強みについてです。
なぜ質問してくるのかというと、自分のことを客観的に分析できているかということを確認するためです。
私が思うに、自分のことを客観的に分析できる人は、感情の起伏のコントロールも上手にできると思っています。
長所はともかく、短所についてしっかり自分で把握して、改善しようとしている姿勢などは評価できるところでしょう。
私の経験上、20代の若い時の転職面接では、長所と短所を聞かれることが多かったです。
一方30代になってからの転職面接では、自分の強みを聞かれることが多かったですね。
たぶん、30代まで仕事を続ければ、経験も一通り積んでいて、より自分の得意分野や強みがしっかりわかって仕事上の武器になるからだと思います。
5年後(10年後)どうなっていたいか
期間はマチマチですが、将来の理想像を聞かれることもあります。
将来のビジョンを持っていることは、自ら成長する意志があることが確認でき、会社側もいずれリーダーや管理職を育成したいと考えているため、仕事に対してのやる気をはかる部分でもあります。
事務職だとキャリアアップしづらいと考えてしまい、将来のビジョンが描きにくいかもしれません。
それでもこの質問は、意外とされました。
リーダーになって組織を引っ張っていきたいとか、頼りがいのある人物を目指したいなど明るい将来像を語れると良いでしょう。
年収などの希望条件
年収などの希望条件は、最終面接で聞かれることが多いです。
ほとんどの人は、転職で年収を上げたいと思うでしょう。
年収だけでなく、子どものお迎えがあるなど人によって条件が異なるので、ここは千差万別の回答かもしれません。
しかも事務の年収は、他の職種より低い傾向があります。
私は、「現在の年収と同等いただければ」とか、「求人要綱に記載されていた金額がいただければ」などの回答をしていました。
求人要綱に載っている年収は前職より上のものを選んで転職活動をしていたので、変な要求はしなかったです。
逆質問
面接の最後に、「何か質問はありますか?」と大抵は聞かれます。
ここで、「特にないです」と答えるのは、NGだと思ってください。
応募者からの質問は、その会社への入社意欲があるかを確かめることができます。
私も面接が進むにつれて、『ここのところが不明確だな』『求められるPCスキルをもう少し確認しておきたいな』など自然と出てきました。
しかし初めての転職活動時は、とっさに質問が思い浮かばないこともあります。
そのような対策としては、事前に1つだけでも気になったことをピックアップしておくと良いでしょう。
もし、事前に用意していた質問が、面接の最中にその疑問点が解消できてしまった場合には、正直に「〇〇について気になっていたのですが、先ほどお話いただけたので解消できました」など言えば大丈夫でしょう。
実際私も言ったことがありますが、空気も悪くならなかったし選考も通りました。
ただしボーナスはきちんと支払われるのかなど、待遇面についての質問は控えましょう。
条件しか見ていない人だと思われてしまいます。
事務職の転職面接の流れは大体一緒だが気を付けるポイントもある
事務職の転職面接は、ほとんど流れは一緒です。
たまに変化球な質問をしてくる面接官もいますが、冷静に対応するように心掛けると良いでしょう。
事務職は求められる人材像が各社あるので、特に気を付けておくポイントを紹介します。
バックオフィスは人柄重視のところもある
事務職はバックオフィスと言われる、会社の裏方的な存在です。
業務は細かく幅広く、いろいろな部署とも関りがあることが多いです。
そこで求められるのは、一緒に快適に働ける人。
そのためスキルはもちろん、人柄重視の企業も多いです。
面接での受け答えは丁寧さを意識して、一緒に働きたいと思うような雰囲気を出せると良いですね。
身だしなみや言葉遣い、マナーに気を付けて
社会人として身だしなみやマナーができていないのは、仕事以前に問題です。
特に事務はお客様を応接室に案内したり、電話対応をしたり何かと社外の人と関わることが多いもの。
そのため、きちんと社会人としてのマナーや言葉遣いなど、きちんと扱えているかは面接でも見られるところです。
転職ということは中途採用ということなので、その会社で教育をしてくれるわけではありません。
社会人としての立ち居振る舞いができるかは、仕事において大切なことなので、しっかり意識して面接に臨むようにしましょう。
転職エージェントで面接対策の相談もできる
転職の面接対策で悩んだら、転職エージェントに相談すると良いです。
転職エージェントは、紹介した企業の特徴を熟知しているので、会社ごとの対策の相談をしてくれます。
そのため、面接対策で悩んだら、転職エージェントに相談すれば、強い味方になってくれるでしょう。
フォロー体制に評判の良いdudaエージェントや、日本最大級の求人数を扱うリクルートエージェントなどは、経験豊富なので、ぜひ利用してみてください。
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事務職の転職面接の流れは、ほとんど一緒です。
そのため準備をきちんとしていれば、本番で慌てることは少ないでしょう。
今回紹介した質問内容の流れを把握して、事前に回答を準備して面接に挑むようにしてください。
面接の事前準備をしてきたかは、意外と面接でわかってしまうものです。
後悔しないためにも、しっかり準備して転職面接を乗り切りましょう。
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