北海道の冬は、雪が多く車の運転が大変になるので、タイヤ交換は早めにしておくと良いでしょう。
おすすめのタイヤ交換時期は、冬は10月中で、春は自分でするならゴールデンウィーク。
冬タイヤには慣らし運転が必要なので、早めに交換しておくのが良いでしょう。
今回は、北海道での車生活に欠かせないタイヤ交換の時期について、私の体験談も含めて紹介します。
北海道の車生活はタイヤ交換が必須
広い北海道に住むと、車生活を余儀なくされる人がほとんどです。
安全に車を運転するためには、季節に合わせたタイヤを装着しなければいけません。
特に北海道は地域差はありますが、冬はマイナス気温が当たり前になる、極寒の地。
そんな過酷な土地で車を運転するときは、車も冬装備が必要です。
豪雪地帯に住んでいなかった人には、タイヤ交換という意識がない人もいます。
神奈川育ちの私も、タイヤを交換する意識がありませんでした。
しかし、冬が訪れる前や雪が溶けて春がやってくるときには、車のタイヤも衣替えが必要になります。
今回は、私の体験談も含めて紹介します。
北海道の冬は早くて長い
北海道の冬は、本州よりずっと早く来て、とても長いです。
場所にもよりますが、私がいた旭川(道北)では、約半年間は雪と一緒に生活します。
1年のうちの半分は冬だと思っても良いでしょう。
しかも、土地が広いので、どこに行くにも車が必要です。
そのため、車のタイヤ交換など、車も冬支度はしっかりしておきましょう。
性能からみたタイヤ交換時期
車のタイヤは、主に夏タイヤ(サマータイヤ)と冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)があります。
車のタイヤは、気温によって使い分ける必要があります。
特に雪道を走るなら、冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)は必ず付けてください。
それは、気温によって、使われているタイヤの素材が固くなり、性能が落ちるためです。
気温によって夏・冬それぞれのタイヤの性能が異なるので、季節に合わせたタイヤを装着することはとても大切です。
目安は気温7℃
性能の観点からみると、タイヤ交換は、気温が7℃が境目になります。
それは、夏タイヤは7℃以上の気温で、性能を発揮できるように設計されているから。
気温が7℃以下になってしまうと、ゴムが硬くなって性能が落ちてしまいます。
タイヤメーカーであるミシュランも、夏タイヤのパフォーマンスできる気温は7℃と紹介しています。
夏タイヤは7℃を超える気温で最高のパフォーマンスを発揮するように設計されています。
ミシュラン:夏タイヤとオールシーズンタイヤ:夏はどちらを使うべき?
そのため、遅くても気温が7℃以下になる前に、タイヤ交換をしておくと良いです。
慣らし運転が必要
気温が7℃以下になる直前に、タイヤを交換しておけば良いと思っていると、危険です。
それは、新しく装着したタイヤには、慣らし運転が必要だからです。
新品のスタッドレスタイヤは200㎞以上走ることによって、表面がほどよく削れて、本来の性能を発揮できるそうです。
また、新品でなくても、ひと夏寝かせたスタッドレスタイヤはゴムが硬くなっています。
そのため100㎞ほど走ってタイヤの表面を削る、慣らし運転が必要です。
北海道の冬のタイヤ交換のおすすめ時期
車の冬の準備のためのタイヤ交換は、お店が空いている10月中にしておくと安心です。
これは、自分でタイヤ交換をする人も同じです。
11月には根雪になる場所が増えるので、慣らし運転を兼ねて、早めにタイヤ交換をしておきましょう。
ベストは10月中のタイヤ交換!
冬の雪道を走るためには、根雪になる前にタイヤ交換をしておく必要があります。
そして、私がおすすめするタイヤ交換時期は、10月です。
特にお店などでタイヤ交換する人は、11月に入ると激混みして、予約をとるのが大変。
そのため、早めの10月中に予約するのが良いでしょう。
10月中に早めのタイヤ交換をしておくと、焦らずにすみます。
特に雪が降るのが早い道北や、山の峠道を走ることがある人は、早めに準備することをおすすめします。
ちょっと早いかなと思っても、慣らし運転を兼ねると思えば、気持ちが楽になりますよね。
根雪になる前に必ずタイヤ交換して
北海道では、10月に初雪があり、11月には根雪になるところが多いです。
そのため、慣らし運転期間もかねて、早めの10月中には冬タイヤに交換しておくと良いでしょう。
雪が積もり始めた頃は、日中は気温が高く雪が溶け、夜中に氷点下になって、朝ツルツルの道路になることも多いです。
このアイスバーンの道を走るのは、夏タイヤではとても危険。
根雪になる前に、必ず冬タイヤに交換しておきましょう。
北海道の春のタイヤ交換のおすすめ時期
長い冬が終わって、車も夏仕様に変えようと思っていても、タイヤ交換の時期を間違えると危険です。
一般的に春と言われる4月でも、北海道では雪が降るからです。
ここでは、自分でタイヤ交換をする場合と、お店に依頼する場合の2パターンの春のタイヤ交換時期について紹介します。
自分でタイヤ交換するならGW
北海道では、自分でタイヤ交換をする人も多いです。
北海道のお父さんがたは、ゴールデンウィークになると、自宅前などでタイヤ交換をするのが習慣になっています。
私も実際、ゴールデンウィーク中に近所を散歩していたら、いろんな家で、タイヤ交換をしている男性をみました。
4月中はまだ雪が降ることも多いので、時間にも余裕ができるゴールデンウィークにタイヤ交換をすると良いでしょう。
お店に依頼なら4月下旬
お店でタイヤ交換を依頼するなら、4月下旬あたりに予約するのがおすすめです。
4月の北海道では、根雪はほぼ溶けている状態ですが、まだ雪がちらつく時期。
しかも、ときによって4月なのにかなりの量の雪が降って、積もることがあります。
そのため、余裕を持って4月下旬ごろに、タイヤ交換の予約をするのがおすすめです。
北海道のタイヤ交換の時期の予約は激混み
北海道での移動は、車がメイン。
そして、雪が降るので車のタイヤ交換は、絶対に必要です。
そのため、タイヤ交換をしてくれるガソリンスタンドやカー用品店、自動車専門店などは、タイヤ交換時期は、とても混んでいます。
企業の社用車などの整備もあり、一般家庭の車の数も多いので、とても忙しいと聞きました。
冬になる前は、11月がタイヤ交換のピーク。
そして春になる前のタイヤ交換は、4月がピークです。
時間に余裕があるのなら、ピーク時は避けて、余裕を持ってタイヤ交換をしたいですね。
北海道の車生活に欠かせない必需品も紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
【私の体験談】季節の変わり目の道路状況は最悪
私はもともと神奈川育ちで、あまり雪になじみがありませんでした。
そのため、北海道での冬を経験したときは、新しいことがたくさんあり、戸惑うことも多かったです。
その1つが、道路状況。
雪の降り始めの時期は、まだそれほど雪が多くなく、昼には溶けてしまうことも多いので、除雪車などは通りません。
雪がうっすら積もった状態は、関東でもありました。
しかし、北海道のうっすら積もる雪は、サラサラの雪が積もるので、意外と滑ります。
そのため、雪で滑る道路を歩いたり、車で走ったりしなければいけず、とても怖い思いをしました。
また、春になる前は、根雪が溶けて道路が沼状態になって大変でした。
除雪車が良く通る大きな通りは、気温が高くなると、順調に(?)溶けて道路が見えてきます。
ただ、小道は除雪車が頻繁に通らないので、根雪が厚く積もっています。
春に近づくにつれて昼間は気温が高く、根雪がシャーベッド状になり、流れていきません。
そして、夜にはまた氷点下になるのでそのまま凍り、ガリガリの道になるのです。
雪の解け始めの時期は、住宅街の小道などはシャーベッド状の根雪のせいで、車がはまってしまうことも多いです。
雪の降り始めや溶け始めは、かなり道路状況が悪くなるので、気を付けたほうが良いと思います。
北海道ではタイヤ交換時期を把握して快適に過ごそう
北海道では、冬はかなりの雪が降るので、車のタイヤは必ず冬用に交換しておきましょう。
おすすめのタイヤ交換の時期は、冬前は10月。
春は、自分でタイヤ交換するならゴールデンウィークで、お店に頼むなら4月下旬が良いでしょう。
早めに準備をしておけば、タイヤの慣らし運転にもなります。
北海道の冬は長いので、快適に過ごすために、しっかり車のタイヤは交換して備えてくださいね。
北海道の冬を乗り切るための、家の寒さ対策についても紹介しています。
ぜひこちらも読んでみてください。
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