こんにちは!ショーコです。
私が北海道の旭川に引っ越した当初、驚いたのが「家にベランダやバルコニーが無い!」でした。
ベランダやバルコニーが無いのは、アパートだけでなく、戸建ての家にも多く、四角い家が多く建っています。
北海道は積雪が多いので、冬に洗濯物が外に干せないため、ベランダやバルコニーを必要としない家が多いのです。
本州から来た人には少し不思議に感じるかもしれませんね。
北海道にはベランダやバルコニーは無い家が多い理由
ベランダやバルコニーのある住宅もありますが、最近では無い住宅の販売や賃貸が目立ちます。
北海道は11月頃から雪が降り始め、積雪が多い雪国です。
通常3月頃(時には4月まで)まで、氷点下の日が続くことが多い気候でもあります。
北海道の家は、夏対応ではなく、極寒でも耐えられるように冬対応を重視しています。
1年のうち約3分の1もの長い期間、気温が低く雪が積もるため、洗濯や除雪の邪魔になるなどの理由でベランダ等を必要としないのです。
長い冬の期間は洗濯物が外に干せない
洗濯物を外に干しても乾かず凍ってしまうので、ベランダやバルコニーは必ずしも必要とされていません。
北海道では、洗濯物は部屋干しが日常です。
冬を乗り切るため、北海道の住宅は気密性が高く、暖房を焚き続けるため、部屋の中はとても乾燥しています。
洗濯物を室内に干したとしても、意外とすぐに乾いてしまい、洗濯物が溜まってしまうという状況になりにくいのです。
ベランダやバルコニーは除雪がしにくい
ベランダやバルコニーがあると、そこに雪が積もったり、屋根の雪下ろしの邪魔になったり、不便を感じることが多いため、設置しない家が多いようです。
雪や風が強いと吹雪くこともあり、ベランダやバルコニーに雪が積もってしまった場合、雪かき等で除雪をするのがとても大変です。
ベランダやバルコニーがある家で雪が積もってしまった場合は、溶けるのを待つしかありません。
しかも、排水溝が詰まったり、凍ってしまっていたりして、雪解け水が排出されないとベランダが水浸しになり、面倒なことになってしまいます。
ベランダやバルコニーは2階や3階など、上層階にあることが多いため、上から雪を落とすことになり危険が伴います。
屋根の雪下ろしの際にも、ベランダやバルコニーが邪魔になることがあるので、家やアパートにベランダ等を設置する家は多くないのです。
夏でも洗濯物は室内干しが多い
冬は雪が多く気温も氷点下なので、外に洗濯物が干せないですが、夏は外に干せると思いますよね。
北海道のベランダが無い戸建てなどでは、外に物干し竿を設置して雪が無い間は外に干す人もいます。
北海道の夏は本州とは異なり、湿気が少なくカラッとした空気です。
そのため、夏でも洗濯物を室内干しにしても、換気をしていれば乾きます。
生乾き臭を避けるために、サーキュレーターなどで空気を循環させて、早く乾かす工夫をしている人が多いです。
北海道の賃貸住宅は窓が大きい
北海道では窓が大きい賃貸住宅が多いです。
ベランダはないのですが、窓側に洗濯物を干している家も多く、太陽の光を入れながら洗濯物も干す工夫がされている家が多く感じます。
戸建ても、日中に太陽の光が入るように、大きい窓が付いている家も多く建っています。
寒い土地でも、太陽の光を家の中に入れる工夫なのだと思います。
布団も窓から干してるところも
布団を干したくてもベランダが無いと干せないですよね。
ベランダのない賃貸住宅だと、大きい窓から布団を干している家もありました。
しかし、これから北海道へ引っ越す予定のある人は、布団は干しずらいので、大型のコインランドリーで選択したり、布団乾燥機を使用すると良いでしょう。
最近では、布団乾燥機も多種多様でお手ごろな値段になってきているので、北海道へ引っ越す際には、布団乾燥機があると便利です。
北海道ではベランダが無くても生活できる!
北海道の家は極寒に耐えられるように冬対応を重視しています。
冬は積雪が多く洗濯物を外に干せず、除雪も大変なため、ベランダを必要としていませんでした。
また、夏でも湿気が少ない気候なので、年中部屋干しが可能です。
北海道で暮らす際には、ベランダの有無にこだわらずに、気に入る物件を選ぶことが可能でしょう。
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